小沢一郎自由党党首記者会見抄録


1999年7月17日 栃木県小山市


――ちょっと唐突な質問で申し訳ないんですけども、3年前に、当時新進党党首だった小沢さんが出馬要請をした野村沙知代さんが、今、東京地検に公職選挙法違反の疑いで告発されたわけなんですけども、当時の党首として、今どのようにお考えか、改めて伺いたいんですが。

小沢:ここでそんな質問もあれだけれどもね。あれはどうなったんですか、事実関係は?

――1回受理されなかったものが、改めて告発状が提出されましたので。

小沢:受理されたんですか?

――その結論はまだ出てないと思うんですけども、そのことに関してどう思っていらっしゃるか?

小沢:新進党、いろいろな皆さんのグループが合同してつくった政党でして、それぞれの方がたの各界の方がたを候補者として推薦していただきました。今、あなた方が一所懸命、話題にしている野村さんのことの事実関係については私は存じ上げておりません、詳しくは。また事実かどうかの確定もなされておらないと思います、今も。ですからその意味でそのことに関しての論評する立場ではありません。いろいろその当時、各界各層の皆さんから候補者を推薦していただき、私が最終的にお願いに行ったことは事実ですけれども。

――当時、小沢さんが、あなたは広く国民の意識を代弁できる方です、と、私たちが目指す政治改革に是非参加していただきたい、とおっしゃっているんですけど、あの方のいったいどういう部分が広く国民の意識を代弁できるというふうにお考えになったのか?

小沢:あなた方も国民の一人だし、国民ちゅうのはいろんな方がいるんですから、いろんな多様な方がいるんですから。お願いするのにそういうふうに申し上げるのは当たり前でしょ。あなたに頼むときも、たぶん、私、そう言うでしょうし、あなたが適当とすればね。

――有名人だからということで担ぎ上げられたみたいな部分がちょっと問題ではないか、と受け止められてる部分があるんですけど。

小沢:それは新進党の野村さんの場合だけじゃないでしょうが。マスコミだっていろんな問題を起こす人もいますし、ほかの政党にもいっぱいいろんな候補者いたでしょ、いるでしょ、今でも。だからそれぞれ、それぞれがそのときどきみんなの方がたの推薦で、結果として、私が立場上、私は野村さんをそれ以前知らなかったし、私がすべて全部何百人の候補者のことを全部何から何まで知ったうえでやるっちゅうものではありませんから。組織体としての、そして特に新進党はいろんなグループの組織が集まった方のなかからそれぞれの方を推薦してもらってるわけですから、自民党にもいくつもいろんな事実として確定した事件を起こした方もありました。ほかの政党だってあります。今、野村さんが別に何のあれもしたわけではありませんし。その当時いろんな皆さんが好意的に推薦してくれて最終的に候補者になった。 私が最終的にお願いに行った。それでいいんじゃないですか。

――正直なところどうでしょう・・・

小沢:そんなことをあなたここ記者会見の、自由党党首としての記者会見の場ですから、それは違うところの記者会見で訊いてください、他の人に。


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